「最近、スキンケアは頑張っているはずなのに、なんだか肌の調子がすっきりしない…」
「朝、すっきりと起きられず、日中のどんより感が気になる…」
30代を過ぎた頃から、そんな風に感じることが増えていませんか?
かつての私も、美容雑誌の編集者として最新のコスメを試す日々を送っていましたが、外側からのケアだけでは埋められない「何か」を感じていました。忙しさを理由に、自分の身体と向き合うことを後回しにしていたんですね。
もし、あなたも同じような悩みを抱えているなら、一番身近な「飲む水」から見直してみませんか?
この記事では、美容や健康に関心があるなら知っておきたい「水のpH」の基礎知識から、あなたの目的やライフスタイルに合わせた「健やかな美しさを目指すための温泉水の選び方」まで、どこよりもやさしく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、たくさんの情報に惑わされることなく、自信を持って自分に合った水を選べるようになっているはず。
さあ、あなたも内側から輝く毎日への第一歩を、一緒に踏み出してみませんか?
そもそも「pH」って何?今さら聞けない基礎知識をやさしく解説

「pH」という言葉、健康や美容に関する話題でよく耳にしますが、「実はよく分かっていない…」という方も多いのではないでしょうか。大丈夫です、ここですっきり解決しましょう。
pHとは「水溶液の性質をあらわす、ものさし」のこと
pH(ピーエイチ、またはペーハー)とは、その液体が「酸性」「中性」「アルカリ性」のどれにあたるかを示すための、世界共通の「ものさし」のようなものです。
小学生の頃、理科の実験でリトマス試験紙を使ったのを覚えていませんか?青い試験紙が赤くなれば「酸性」、赤い試験紙が青くなれば「アルカリ性」、変化がなければ「中性」。pHは、あの性質を数字で分かりやすく表したものなんです。
pHの目盛りは0から14まであり、このように分類されます。
- pH7: 中性
- pH7未満: 酸性(数字が小さいほど酸性が強い)
- pH7より大きい: アルカリ性(数字が大きいほどアルカリ性が強い)
とてもシンプルですよね。まずは「pHは性質を測るものさし」とだけ覚えておけば大丈夫です。
私たちの身の回りにあるもののpH値を見てみよう
実は、私たちの身の回りにある食べ物や飲み物にも、それぞれpH値があります。いくつか例を見てみましょう。
| 分類 | 品目 | pH値(目安) |
|---|---|---|
| 酸性 | レモン汁 | 2.0 |
| 炭酸飲料 | 2.0~4.0 | |
| コーヒー | 5.0 | |
| 中性 | 水道水、牛乳 | 7.0前後 |
| アルカリ性 | ほうれん草 | 8.0 |
| こんにゃく | 12.0 |
このように見てみると、pHが私たちの生活にとても身近な存在であることが分かりますね。
pHと私たちの身体 | 美容と健康の気になる関係とは?

では、このpHが私たちの身体、特に女性が気になる美容や健康と、どのように関わってくるのでしょうか。ここでは、その気になる関係性について見ていきましょう。
人間の体は「弱アルカリ性」に保たれている
私たちの身体は、とても精巧にできています。
健康な人の血液や体液は、pH7.4前後の「弱アルカリ性」に保たれるように、常にバランスを取っています。
これを専門的には「ホメオスタシス(恒常性)」と呼び、身体が正常に機能するための大切な仕組みです。たとえ酸性の強いレモンを食べたり、アルカリ性の食品を摂ったりしても、この働きのおかげで体内のpHは簡単には大きく変動しません。
「体が酸性に傾くと不調になる」といった話を聞いたことがあるかもしれませんが、現時点では「酸性体質」という言葉に明確な医学的根拠は示されていません。まずは、私たちの身体には素晴らしいバランス調整機能が備わっている、ということを知っておきましょう。
なぜ「アルカリ性の水」が注目されるの?
では、なぜインナーケアの世界で「アルカリ性の水」が注目されているのでしょうか。
それは、現代人のライフスタイルが関係していると言われています。
例えば、
- 食生活の乱れ(加工食品や肉類の多い食事など)
- ストレスの蓄積
- 睡眠不足
- 年齢による変化
これらの要因は、知らず知らずのうちに私たちの身体のバランスに影響を与えている可能性があります。
そこで、アルカリ性の性質を持つ水を飲むことで、乱れがちな日々のコンディションを内側からサポートし、健やかな状態を維持する手助けになるのではないか、という考え方が広まっているのです。
決して「飲めば体質が変わる」というものではなく、あくまでも日々の生活を整えるための一つの選択肢として、多くの方に選ばれているんですね。
【目的別】今日から始める、健やかな美しさを目指す温泉水選び

「pHのことは分かったけど、じゃあ具体的にどんな水を選べばいいの?」
ここからは、いよいよ実践編です。たくさんの種類がある中から、自分にぴったりの一本を見つけるための3つのステップをご紹介します。
STEP1: まずは知っておきたい「水の種類」
私たちが普段飲んでいる水は、大きく分けると以下のようになります。
- 水道水: 各家庭に供給される、ろ過や塩素消毒がされた水。
- 天然水(ミネラルウォーター): 特定の水源から採水された地下水。ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の処理がされていないもの。自然のミネラルを含んでいます。
毎日飲むものだからこそ、その水がどこから来て、どんな特徴があるのかを知っておくことが大切です。
STEP2: 「硬度」もチェック!飲みやすさとミネラルの関係
ミネラルウォーターを選ぶ際に、ぜひチェックしてほしいのが「硬度」です。
硬度とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を表した数値のことで、主に2種類に分けられます。
- 軟水(硬度 100mg/L未満が目安)
- 特徴: 口当たりがまろやかで、スッと身体になじむような飲みやすさ。
- おすすめな人: 日本の水道水の多くは軟水なので、日本人が最も慣れ親しんだ味です。ゴクゴク飲みたい方、お茶やコーヒー、料理にも使いたい方におすすめです。
- 硬水(硬度 300mg/L以上が目安)
- 特徴: ミネラルが豊富なため、少し重めの口当たりや独特の風味を感じることがあります。
- おすすめな人: ミネラル補給を意識したい方におすすめです。ただし、人によってはお腹がゆるくなる場合もあるので、少量から試してみると良いでしょう。
どちらが良い・悪いではなく、ご自身の好みや体調に合わせて選ぶのがポイントです。
STEP3: 美容が目的なら「温泉水・シリカ水」という選択肢
もしあなたが、日々の水分補給にプラスして「美容」を特に意識したいのであれば、「温泉水」や「シリカ水」という選択肢に注目してみてください。
温泉水は、その名の通り温泉の源泉から採水された水で、地下深くで長い年月をかけて育まれた自然由来のミネラルが豊富に溶け込んでいるのが大きな魅力です。
中でも、最近特にインナーケアに関心の高い女性たちの間で話題になっているのが、美容ミネラル「シリカ(ケイ素)」を豊富に含んだシリカ水です。
■シリカとは?
シリカは、私たちの身体を構成する重要なミネラルの一つ。特に、肌のハリや弾力、しなやかな髪、健やかな爪などを保つために欠かせない成分だと言われています。
しかし、このシリカは体内で生成することができず、年齢とともにどんどん減少してしまうことが分かっています。だからこそ、食事や飲み物から意識的に補うことが大切なのです。
毎日飲む水をシリカ水に変えるだけで、この大切な美容ミネラルを手軽に補給できる。これが、シリカ水が支持されている大きな理由です。
温泉水(シリカ水)を始める前のQ&A

「試してみたいけど、まだ少し不安…」そんなあなたのために、よくある質問をQ&A形式でまとめました。
Q1. 一日にどのくらい飲めばいいの?
お薬ではないので、厳密な決まりはありません。
一般的に、成人が一日に必要とする水分量は1.5L〜2.0Lと言われていますので、その量を目標に、日常生活で飲むお茶やコーヒーの一部を置き換えるような感覚で始めてみてはいかがでしょうか。
大切なのは量よりも「こまめに飲む」こと。一度にがぶ飲みするのではなく、コップ1杯程度を数回に分けて飲むのがおすすめです。
Q2. いつ飲むのが効果的?
こちらも決まった時間はありませんが、おすすめのタイミングはいくつかあります。
- 目覚めの一杯に: 寝ている間に失われた水分を補給し、身体を優しく目覚めさせます。
- お風呂上がりや運動の後に: 汗で失われたミネラルと水分を効率よくチャージ。
- お食事と一緒に: 飲みやすい軟水タイプなら、料理の味を邪魔しません。
- 就寝前のリラックスタイムに: 常温でゆっくり飲むことで、心も身体も落ち着きます。
ご自身のライフスタイルに合わせて、無理なく続けられるタイミングを見つけてみてくださいね。
Q3. 安全性は?赤ちゃんや妊婦でも飲める?
商品によって含まれるミネラルの種類や量が異なるため、一概には言えません。
特に、ミネラル含有量の多い「硬水」は、まだ内臓の機能が未熟な赤ちゃんにとっては負担になってしまう可能性があります。
もし、ご家族で飲むことや、妊娠中・授乳中に飲むことを考えている場合は、口当たりが優しく身体への負担が少ない「軟水」タイプを選ぶと安心です。購入前には、必ず商品の成分表示や公式サイトのQ&Aなどを確認するようにしましょう。
Q4. どんな味がするの?
味の感じ方には個人差がありますが、高品質な温泉水やシリカ水は、雑味がなく、ほんのりとした甘みと、とろりとしたまろやかさを感じる方が多いようです。
特に「軟水」のものは、クセがなく非常に飲みやすいのが特徴。常温でも美味しく飲めるので、無理なく水分補給の習慣が続けられますよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、今さら聞けない「pH」の基礎知識から、健やかな美しさを目指すための水の選び方まで、詳しく解説してきました。
最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- pHは酸性・中性・アルカリ性を示す「ものさし」
- 私たちの身体は、常に弱アルカリ性に保たれる仕組みがある
- 水選びは「種類」「硬度」そして「目的に合った成分」で選ぶのがカギ
- 美容を意識するなら、美容ミネラル「シリカ」が豊富な温泉水がおすすめ
たくさんの健康法や美容法がある中で、「毎日飲む水を変える」ことは、誰にでも今日から始められる、最も手軽で基本的なインナーケアです。
それは、特別なことをするのではなく、日々の暮らしの延長線上で、無理なく自分の身体をいたわってあげるということです。

