「最近、なんだか肌のハリがなくなってきたかも…」
「髪のパサつきが気になって、トリートメントを変えてみたけど、いまいち…」
30代、40代と年齢を重ねるにつれて、これまでと同じケアでは追いつかない、と感じる瞬間が増えてきませんか?
実は私も、30代になってから、鏡を見るたびに小さな変化に一喜憂憂する毎日でした。高価な美容液を試したり、話題のサプリメントに手を出してみたり。でも、外側から補うケアだけでは、根本的な解決にはならない…と、どこかで感じていたんです。
そんな時、たどり着いたのが、毎日必ず口にする「水」を見直すという、とてもシンプルな答えでした。
「インナーケア」と聞くと、少し難しく感じるかもしれませんが、その第一歩は、特別なことではありません。自分の体質や目的に合った水を選ぶこと。それこそが、誰でも今日から始められる、最も手軽で基本的なインナーケアなのです。
この記事では、
- 今さら聞けない「軟水」と「硬水」の基本的な違い
- 美容、健康、料理など目的別の最適な水の選び方
- 美容好きが今、注目している「新しい水」の選択肢
について、元美容雑誌編集者の視点から、どこよりも分かりやすく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたはもう「なんとなく」で水を選ぶことはなくなるはず。自分だけの”キレイの土台”を作る、賢い水選びの知識が身についていますよ。さあ、一緒に内側から輝くための新習慣を始めましょう。
そもそも軟水・硬水って何が違うの?基本の「き」を解説

「軟水」と「硬水」。言葉は聞いたことがあっても、その違いをはっきり説明できる方は少ないかもしれませんね。まずは基本の知識から、ゆっくり見ていきましょう。
違いは「硬度」!ミネラルの含有量で決まる
軟水と硬水を分けているのは、「硬度(こうど)」と呼ばれる指標です。
硬度とは、水1リットルあたりに含まれるカルシウムとマグネシウムというミネラルの量を数値化したもの。この数値が低い水を「軟水」、高い水を「硬水」と呼びます。
WHO(世界保健機関)の基準では、以下のように分類されています。
| 分類 | 硬度 | 特徴 |
|---|---|---|
| 軟水 | 0~60mg/L未満 | まろやかで口当たりが軽い。 |
| 中硬水 | 60~120mg/L未満 | 軟水と硬水の中間。バランスが良い。 |
| 硬水 | 120~180mg/L未満 | やや重めの口当たり。ミネラル感がある。 |
| 非常な硬水 | 180mg/L以上 | しっかりとした飲みごたえ。苦みを感じることも。 |
簡単に言うと、ミネラルが少なければ「軟水」、多ければ「硬水」と覚えておけばOKです。
日本の水道水はほとんどが「軟水」
実は、私たちが普段使っている日本の水道水や、国内で採水されるミネラルウォーターのほとんどは「軟水」に分類されます。
これは、日本の国土が急峻で、雨水が地中に留まる時間が短いため。ミネラルが溶け込む前に川となって海へ流れていくので、硬度の低い軟水になるのです。
一方、ヨーロッパ、特にフランスやドイツなどは、石灰岩の地層が広がっており、水がゆっくりと時間をかけて地中を移動します。その間にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に溶け込むため、「硬水」が多くなります。海外のミネラルウォーターに硬水が多いのは、このためですね。
口当たりと味わいの違い
硬度の違いは、味にもはっきりと現れます。
- 軟水
無味無臭に近く、口当たりがまろやかでさっぱりしています。日本人にとっては、まさに「飲み慣れた味」と言えるでしょう。 - 硬水
ミネラルを多く含むため、口当たりが重く、しっかりとした飲みごたえがあります。人によっては、少し苦みや独特の風味を感じることもあります。
どちらが良い・悪いというわけではなく、それぞれに個性があるのです。この違いを知ることが、自分に合った水を選ぶ第一歩になります。
【目的別】軟水と硬水、あなたに合うのはどっち?メリット・デメリットを徹底比較

軟水と硬水の基本的な違いが分かったところで、次は「じゃあ、自分にはどっちがいいの?」という疑問にお答えします。それぞれのメリット・デメリットを知って、あなたの目的に合った水を見つけましょう。
軟水のメリット・デメリット|肌・髪・和食との相性◎
【メリット】
- 身体への負担が少ない
ミネラル含有量が少ないため、胃腸がデリケートな方や、内臓機能が未発達な赤ちゃんでも安心して飲むことができます。 - 肌や髪にやさしい
石鹸やシャンプーがよく泡立ち、洗い上がりの髪がきしみにくいのが特徴です。洗顔に使っても、肌のつっぱり感が少ないと言われています。 - 料理の味を引き立てる
素材の風味を邪魔しないため、出汁をとったり、お米を炊いたりする和食全般と非常に相性が良いです。コーヒーやお茶も、豆や茶葉本来の香りを引き出してくれます。
【デメリット】
- ミネラル補給には向かない
水分補給はできますが、硬水に比べてカルシウムやマグネシウムの含有量が少ないため、水からミネラルを摂取したいという目的にはあまり適していません。
硬水のメリット・デメリット|ミネラル補給やスッキリ習慣に
【メリット】
- ミネラルを手軽に補給できる
飲むだけで、現代人に不足しがちなカルシウムやマグネシウムを手軽に補給できます。健康維持を意識している方には嬉しいポイントです。 - スッキリとした毎日をサポート
マグネシウムは、お通じを柔らかくする働きがあると言われています。便秘が気になる方が、毎日のスッキリ習慣のために硬水を取り入れるケースもあります。 - 洋風の煮込み料理に
肉のアクが出やすくなるため、ビーフシチューなどの煮込み料理に適していると言われています。
【デメリット】
- 胃腸に負担をかけることがある
ミネラルが多いため、飲み慣れていない人が一度にたくさん飲むと、お腹がゆるくなってしまうことがあります。胃腸が弱い方は、少量から試すのがおすすめです。 - 料理の風味を損なうことも
和食の繊細な風味を損なったり、お米がパサパサに炊き上がってしまったりすることがあります。
<早見表>あなたにピッタリな水はこれ!目的別おすすめガイド
ここまで解説した内容を、目的別に一目で分かる表にまとめました。ぜひ、あなたの水選びの参考にしてくださいね。
| 目的 | おすすめの水 | 理由 |
|---|---|---|
| 美容・美肌を目指したい | 軟水 | 肌や髪への刺激が少なく、毎日の洗顔や洗髪にも使いやすい。 |
| 健康維持・ミネラル補給 | 硬水 | 不足しがちなカルシウムやマグネシウムを手軽に補給できる。 |
| 毎日のスッキリ習慣 | 硬水 | マグネシウムの働きで、お通じが気になる方をサポート。 |
| 日常的な水分補給 | 軟水 | 口当たりがまろやかで飲みやすく、ゴクゴク飲める。 |
| 和食やコーヒー・お茶 | 軟水 | 素材や豆・茶葉本来の風味を最大限に引き出してくれる。 |
| 洋風の煮込み料理 | 硬水 | 肉のアクが出やすく、煮込み料理に適している。 |
| 赤ちゃんのミルク作り | 軟水 | 内臓に負担をかけず、粉ミルクのミネラルバランスを崩さない。 |
30代から始めたい。インナーケアに「水選び」が重要な3つの理由

「水の違いは分かったけど、そんなに意識する必要ある?」と感じる方もいるかもしれません。でも、30代を過ぎて、本気でインナーケアを考えるなら、「水選び」は避けては通れない、とても重要なテーマなんです。その理由を3つお話ししますね。
理由1:私たちの体の約60%は「水」でできているから
これはよく知られた話ですが、成人女性の体は約60%が水分で構成されています。血液やリンパ液はもちろん、筋肉や細胞の一つひとつに至るまで、水は生命活動の根幹を担っているのです。
つまり、体に入れる水の質は、そのまま体の質に直結するということ。
良質な水を丁寧に選んであげることは、高価な美容液を塗るのと同じくらい、いえ、それ以上に自分自身を大切にする行為だと言えるのではないでしょうか。
理由2:内側からの「めぐり」をサポートするから
体内の水分は、栄養素や酸素を全身に運び、同時に老廃物を回収して排出するという、重要な「めぐり」の役割を担っています。
水分が不足すると、このめぐりが滞りがちに。すると、栄養が届きにくくなったり、不要なものが溜まりやすくなったりして、肌のくすみや体のどんより感に繋がってしまうことも。
意識的に良質な水をこまめに摂ることは、内側から淀みない、クリアな状態を保つための基本なのです。
理由3:美容成分をすみずみまで届ける「運び屋」だから
食事やサプリメントで、コラーゲンやビタミンなど、美容に良いとされる成分を一生懸命摂っている方も多いと思います。でも、その素晴らしい成分たちも、「水」という運び屋がいなければ、本当に届けたい場所までたどり着けません。
せっかく摂った美容成分を無駄にしないためにも、その働きを最大限に引き出すためにも、ベースとなる「水」の存在が不可欠。水は、まさにインナーケアにおける”縁の下の力持ち”なのです。
美容好きが注目!インナーケアの新常識「シリカ水」という選択肢

さて、ここまで軟水と硬水の違いや、水選びの重要性についてお話ししてきました。
しかし、最近のインナーケアの世界では、「硬度」という軸だけではない、新しい水の選び方が注目されています。
それが、「シリカ」という美容ミネラルを含んだ「シリカ水」です。
シリカ(ケイ素)ってどんな成分?
シリカ(ケイ素)は、地球上で酸素に次いで2番目に多い元素で、私たちの体にもともと存在するミネラルの一種です。特に、皮膚や髪、爪、骨、血管などに含まれ、美しさの土台を支える重要な役割を担っています。
具体的には、うるおいやハリに欠かせないコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分を結びつけ、強くしなやかに保つ働きがあると言われています。まさに「キレイの接着剤」のような存在ですね。
なぜ今「シリカ水」が選ばれるの?
そんな美容に欠かせないシリカですが、残念ながら体内で新たに作り出すことができず、さらに年齢とともにどんどん減少してしまいます。
食事から摂取することも可能ですが、玄米やキビ、アワといった穀類に多く含まれており、現代の食生活では十分な量を毎日摂るのはなかなか難しいのが現状です。
そこで、美容意識の高い女性たちが注目したのが、毎日飲む「水」で手軽にシリカを補給できる「シリカ水」だったのです。無理なく、無駄なく、日々の習慣の中でキレイの素をチャージできる。この手軽さが、忙しいけれど美を諦めたくない私たち世代に、ぴったりフィットしたんですね。
後悔しない!シリカ水の選び方3つのポイント
「シリカ水、ちょっと興味が出てきたかも」という方のために、選ぶ際のポイントを3つにまとめました。
- シリカの含有量をチェック
商品によってシリカの含有量は様々です。一般的には50mg/L以上含まれているものが「シリカ水」と呼ばれることが多いようです。パッケージの成分表示で「ケイ素」や「シリカ」の含有量を確認してみましょう。 - 飲みやすい「硬度」のものを選ぶ
シリカ水にも軟水から硬水まであります。インナーケアとして毎日続けるためには、やはり「飲みやすさ」が大切。国産のシリカ水は、日本人が飲み慣れた軟水〜中硬水のものが多いので、初心者の方でも安心して始められますよ。 - 信頼できる「天然水」を選ぶ
シリカ水には、地層から天然のシリカが溶け込んだ「天然水(ナチュラルミネラルウォーター)」と、人工的にシリカを添加したものがあります。自然の恵みをそのまま取り入れたいと考えるなら、加熱殺菌以外の処理が行われていない「天然水」タイプを選ぶのがおすすめです。
シリカ水に関するよくある質問(Q&A)
最後に、シリカ水についてお客様からよくいただく質問にお答えします。
Q1. 飲むタイミングに決まりはある?
A. シリカ水は薬ではないので、基本的にいつ飲んでも大丈夫です。
吸収効率を考えると、体が水分を欲している「朝起きた時」「スポーツの前後」「入浴後」「寝る前」などに、こまめに飲むのがおすすめです。1日に1.5L〜2Lを目安に、数回に分けて飲む習慣をつけられると良いですね。
Q2. 副作用や飲み過ぎの心配はない?
A. シリカは、厚生労働省が定める食品衛生法で「人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるもの」として、その安全性が認められている成分です。
食品由来のミネラルであり、万が一過剰に摂取しても、体に吸収されなかった分は自然に排出されるため、副作用などの心配は基本的にないと言われています。ただし、ベースとなる水が硬度の高いものである場合は、胃腸の弱い方がお腹がゆるくなる可能性はありますので、ご自身の体質に合った硬度のものを選びましょう。
Q3. 加熱しても大丈夫?お茶やコーヒーに使ってもいい?
A. シリカという成分は、加熱しても壊れたり、含有量が大きく変化したりすることはほとんどないと言われています。
そのため、そのまま飲むのはもちろん、白湯にして飲んだり、お茶やコーヒー、お味噌汁やスープなどの料理に使ったりするのもおすすめです。毎日の生活に無理なく取り入れられるのも、シリカ水の魅力ですね。
まとめ|インナーケアの基本は「水選び」から。賢い選択で、内側から輝く毎日を
今回は、インナーケアの基本となる「水選び」について、軟水と硬水の違いから、美容好きが注目するシリカ水まで、詳しく解説してきました。
もう一度、大切なポイントを振り返ってみましょう。
- 水の違いはミネラル量で決まる「硬度」
- 軟水は肌や髪、料理に。硬水はミネラル補給に。
- 自分の目的や体質に合わせて水を選ぶことが大切
- 体の約60%は水。良質な水を選ぶことは最高の自己投資
何気なく飲んでいた一杯の水も、知識を持って選ぶだけで、未来の自分を育む「美容液」のような存在に変わります。
そして、もしあなたが「毎日の水分補給で、もう一歩先のキレイを目指したい」と感じているなら。

